何をやっても上手くいかないし疲れる!そんなあなたは仙骨を立ててみよう

投稿者: | 2018年8月27日
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wikipedia仙骨ページより

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何をやっても上手くいかない。疲れる。そんなあなたの仙骨は寝ているかもしれません

一生懸命歌を練習しているのに上手にならない。トランペットやサックスなどの管楽器のロングトーンがどうしても揺れてしまう。30km走ると膝が痛くなる。英語の発音がどうしても日本人発音になってしまう。鍼治療に通っているのにどうしても肩こりが治らない。女の子になぜかモテない。

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一見関係なさそうな、これらの事象。全てはあなたの仙骨(上記骸骨の図の赤い部分。お尻周りの骨です)が寝ていることが原因かもしれません。仙骨を立てるだけであなたの人生が劇的に変わる可能性があります。ぜひ試してみてください。

きっかけは黒人の方のお散歩

先日街中を歩いていた時のこと。前方を黒人の方が歩いていました。

歩き方を後ろから観察していたところ、腰周りに重心が乗って安定しており、逆に肩は前後左右に揺れてブラブラ。

それを見た時に「こんなに肩がブラブラしてたら肩こりなさそう」という、ありがちな感想を抱いたのでした(笑)しかし、この発見が仙骨を立てる重要性を認識させてくれたのです。

帰宅後、下記のような説を発見。

タイトル通り「腹式呼吸をすれば肩こりが治る」という主張。確かに英語圏の方は腹式呼吸をベースとして言葉の発音をします。つまり常に腹式呼吸、というわけ。腹式呼吸と肩こりには何らかの相関がありそうだな、とは思いました。

 

話はもう一つ。

先日管楽器を吹いている友人の相談へ。長く管楽器に取り組んでおり、ロングトーンや基礎練習を毎日やっているにも関わらず、どうしても息が続かない。腹式呼吸は問題ないはずなのに、30分も吹くとアンブシュアが崩れて音が揺れてしまう、というもの。

実際に楽器を吹いてもらったところ、確かに腹式呼吸で吹いており、吹き始めてしばらくは問題なし。しかし時間と共に姿勢崩れ、音が揺れてくるという変化が。壁に背中をつけて姿勢を崩さないよう指導しても、やはりすぐに崩れてしまう。

筋力不足で崩れてしまうというよりは「変な筋肉を使ってでも音をまっすぐ出してやろう」という意識が姿勢を崩してしまうみたい。アンブシュアも同様に崩れます。

その時にふと腰回りを観察してみると、どうも仙骨が寝ている気がする。いや、寝ては無いのですがもっと立てられる気がする

ということでもっと仙骨をもっと立てる(腰を立てる)ように指導したところ、すぐに体が安定しアンブシュアも安定し、音も全く揺れないように。

本人曰く「今までの苦しみが嘘のよう。自然に腹式呼吸ができる。呼吸を全く意識せずに息がたくさん出るのでフレーズなどに集中できます。アンブシュアの崩れもなくなった」だそうです。

この2つの事象を自分なりに考察した結果、下記の結論に至りました。

仙骨を立てる→丹田・腰周りに重心ができ上半身が安定→肩の力が抜け、自然に腹式呼吸もできるように

そう。仙骨を立てることが、全てのスタート地点だと言いたい

黒人の方は「腹式呼吸」だから「肩こりが無い」のではなく、腹式呼吸を使わざる得ない言語環境において身体が自然に仙骨を立てる形となり、それが結果、肩周りに力が入らない安定した形になっているのでは無いかと。つまり私は「仙骨を立てれば肩こりが治る」と言いたい

声楽や管楽器の指導で「壁に背をつけてまっすぐ立ちなさい。頭の上からワイヤーで引っ張られているイメージで」と指摘されることがあります。これも、その姿勢だけにとらわれてはいけないでしょう。背中をまっすぐにしても、ワイヤーで引っ張られるイメージができていても、仙骨が寝ていては全く意味がないのです。ややこしい事を言わず「仙骨を立てて」。それだけで良いのではないでしょうか。

肩の力が抜ける

仙骨を立てる事により、丹田や腰回りに体の重心ができ、上半身の力が抜けます。肩周りはブラブラします。そして横隔膜周りを効率的に使う事ができ、腹式呼吸はより捗るようになるでしょう。

そう。仙骨を立てる事によって

  • 肩の力がぬける
  • 腹式呼吸がはかどる

という2つの武器を手に入れることができます。この2つの武器は人生において本当に価値の大きいもの。

誰もが、何よりも先に取り組むべきライフハックだと思います。

サラリーマンにも

仙骨を立てる事によるメリットはなんとサラリーマンにも数多くあります。

あなたがパソコンを使うならば。肩の力が抜ける事により、自然なキータッチができるようになります。腕の力でキーボードを叩くのではなく、指の重みを利用して自然にタイピングするのです。余計な力が抜ける事によりタイピングの速度は速くなり、誤タイピングもなくなり、いつまでも疲れを感じることは無いでしょう。疲れること無くキータイプができれば、プレゼンやプログラミングの内容に集中できます。より良い成果物ができるでしょう。

また、肩の力が抜けて疲労を感じにくくなれば、周りから「生き生きしている人」と見られることでしょう。姿勢も良くなり、エネルギッシュで自信がある堂々とした人と認識されるでしょう。

肩の力が抜ける事によって大事な商談やプレゼンの場でも自然体で望めます。それらもきっと上手く行くことでしょう。

そんな毎日を過ごしていれば出世・昇進も間違いないでしょう。

仙骨を立てただけで。

音楽家にも

上半身が安定し、肩の力が抜ければ、ドラマーやピアニストは腕の重みを利用した自然な打鍵やストロークをすることができます。それにより良い音を出すことができます。

また、声楽や管楽器の人はより深い腹式呼吸ができるようになります。いつまで吹いてもアンブシュアは崩れず、いつまで歌っても喉は潰れず、自然に体を最大限利用することができます。喉に余計な力が入らなくなり、体がリラックスして開いた状態になります。身体全部を使い、音をより響かせることができます。

肩の力が抜けることで、人前でも堂々とし、自信ある演奏家として認識されるでしょう。

カラオケでも

正しい腹式呼吸ができれば、歌が上手になります。流れ出る息へ声帯の響きを自然に重ねます。カラオケでも一目置かれる存在になるでしょう。

喉の力を抜き、流れる息に上手に声を乗せるための訓練はリップロールというものが有名です。youtubeで検索すると色々出てきますので、練習してみてください。

英語の発音にも

日本語は喉とちょっとした息だけで発声することができます。しかし英語は腹式呼吸によって発生する空気の流れに母音や子音の乗せて発音します。つまり、そもそも腹式呼吸ができないと綺麗な発音はできません。日本人が形ばかりの発音を真似ても、どうしても上手く行かないのはここに原因ある場合がほとんどです。

仙骨を立てて腹式呼吸ができるようになれば、よりネイティブに近い発音をマスターすることができるわけです。

イメージとしてはお腹からずっと出ている空気の流れにtとかsとかの音を乗せていくイメージです。腹式呼吸をベースとしつつフォニックスの練習をするのが近道だと思います。

ちなみに英語は管楽器の発音にも

sやtなどの英語発音を上手に息の上に乗せる練習は、管楽器のタンギングや発音バリエーションの訓練に最適。特にJazzの学習者には必須かもしれません。Jazzはもともと「直接話すことを禁じられていた黒人労働者が音でコミュニケーションを取り始めたのが始まり」と言われています。それが本当かは見たことありませんが、Jazzという音楽が「音の会話」で成り立っていることは事実。会話のベースとなる英語の発音がJazzの発音やイントネーション等と類似点があることは、なんら不思議な事でもありません。

Jazzの学習者は楽器を手にしていないときは、英語のスピーキング練習をしましょう。将来バークレーに進学する際に役立ちますよ。

ランやゴルフなどのスポーツでも

ランを研究している人なら、仙骨を立てて走ることが大事なことは知っているはず。仙骨を立てれば骨盤が前傾姿勢になり、それによって足が自然に前に進んでいきます。それにより姿勢が安定し、自然な蹴りと着地により膝への負担も減り、長く安定して走れるようになります。30kmくらいで膝が痛くなってしまう、という人は仙骨が途中で寝てないかチェックしてみてください。20kmくらいから姿勢が崩れてしまう人が多くいます。

また、ゴルフをやっているかた。ゴルフに関しては何も言いません。おそらく初めてスイングを習った時に、仙骨や骨盤を立てることを口すっぱく言われたはず。ボーリングも同様です。これらの競技は上半身の安定と肩の力を抜くことが結果に大きく響くため、学習初期の段階で仙骨を立てることを強く指導されるのです。

またヨガにおいても仙骨を立てることは呼吸と姿勢の基礎となるため、毎回指導されると思います。

異性対策にも

いつもうつむいて身体が前傾している人よりは、胸を張ってどうどうとしていた人の方がモテるに決まっているでしょう。

仙骨立てれば、あそ(略

結論

お金もかからないし、すぐできる。そして出世できるかもしれないし、足も速くなるし、楽器も歌も英語も上手くなる。

なので今すぐ仙骨立てろ!です。絶対にあなたの人生に良い影響を与えることでしょう。

コツは「これで十分立ってるよね」と思っても、もう少しだけ頑張って立てることです。少しだけ、無理しない範囲でです。

立てすぎるとそり腰になることもあるので、ご注意です。

 

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