
溜まりに溜まったひかりTVの録画!
ひかりTVを使い続けて8年。ST-3200に接続している2TのHDDは、ありとあらゆる録画データでパンパンです。不要なものは消してますので、見たいものばかり。
そんなある日、突然やってきた我が家の引っ越し。
引っ越し先は訳あって”ひかりTV”が使えない環境。
どうする!?この録画データ〜!
我が家の環境
- Macbook Pro (with DVD Super Drive)
- ST-3200 (ここに2TのHDDがUSB接続されている)
- iPad 及び Androidの携帯
- BuffaloのNAS (LS420D)
- Bravia(KDL-40W600B)
がWi-Fiで繋がっている状態です。Windowsはありません。
録画データを残す方法、3つ発見
上記構成でST-3200の録画データを残すことが出来るでしょうか?
残すとしたら、どのメディアに?どうやって?
考えに考え抜いた結果、データを残す方法を3つ見つけました。
方法その1・ひかりTVの「お手がるプラン」へ変更
ひかりTVは解約せず、「お手がるプラン」というものへ変更するというもの。月額料金は0円。契約変更はWEBからポチのみ。変更してもチューナーを返却しなければ、録画データを見ることが可能。再開したい時も連絡一本で可能だそうで。
一時休止したい人には良いプランですね。
とは言え我が家の場合、レンタルチューナーであります。レンタル料金は500円かかります。
毎月500円・・・1年で6,000円・・・うーん。。
方法その2・NASにダビングし、それを閲覧
始めにST-3200の録画一覧の画面からBuffaloのNASにダビングします。ダビング先としてNASが出てこない場合は、DLNAの設定がONになっていない可能性があります。ひかりTVのチューナーとダビング先の機材の設定を見直しましょう。
ダビング出来れば、あとはNASの録画データを再生するだけ。
という事で我が家のBraviaでの再生を試みました。このテレビはDLNA対応しています。NASのデータを再生するだけです。
再生するだけ、、、なのですが、
「このメディアは再生できません」
との無惨なメッセージが表示されるのみでした。
様々な番組を試してみましたが、全てダメ。Braviaのファームウェアを確認しても最新の状態。元のST-3200の録画データは再生できるんですけどね。
と言う事でテレビからNASの録画データを見る案は却下ナリ。
では、他の機器から再生してみようじゃないかと言う事でiPad、Androidにて様々なアプリをDLしトライ。だが、しかし、ほとんどのアプリでは再生できません!!15種類くらい試したけど、ほぼ全滅。
ただし。一つだけイケそうなブツを見つけました。それはAndroidのDiXim Play。
こちらも他のアプリと同様、普通に開くだけでは再生できません。
しかしながら、「設定>問題解決オプション>インターレースの再生」を有効にすると、なぜか再生できる!iOS版ではこのオプションが見つかりませんでした。
つまりAndroidで、このアプリでのみ、再生できるようです。なぜか分かりませんが、、、
方法3・OSXにWindowsを入れてSony TV PlusでDVDに書き出す
はい来た、本命。
「ひかりTVのデータを残したい」気持ちでググると、Sony TV Plusが必ずや上位に出てくる事でしょう。
Windows持ってる人は素直に、それ入れれば良いと思います。
問題はOSXの人たち。。
OSXで利用できる同じようなソフトとして、StationTVLink Mac版というものがあります。しかしこれ、Bigsureで動かない。修正する気はあるようですが、いつになるか分からんですな。(ちなみに、StationTVLinkを入れて、MacBookで録画データを再生させて、QuickTimeとSoundFlowerで画面録画しようと思った訳ではありません。ありません。絶対違う。)
となるとSony TV Linkに頼る他ありません。
Windowsありません。どうするの?
まずはOSX上で手軽にWindow動かすぞ
BootCampは大袈裟なので、普通にOSX上で動く仮想Windowにしましょう。条件は全部無料で。
まずは定番VirtualBoxをお試し。Windowsのイメージはもちろんここで、開発用の無料イメージをダウンロードします。
細かい設定は割愛しますが、結論から言うと「ブリッジ接続」の部分で引っかかったんですね。デフォルトでは(OSXの中で動く)WindowsマシンはNATで動作します。しかしこれではWindowsからST-3200見えません。OSXと同一LAN上の機器がWindowsから見えない訳です。
そこでブリッジ接続というモードにしなければいけません。しかしVirtualBoxでは、うまく動作しませんでした。我が家だけの問題かもしれませんが。
と言う事で早々に諦め、次はVMwareをお試し。ダウンロードはこちらから。有償の製品ですが、30日間は無料で使えます。Windowsイメージは先ほど案内したこちらからWindows 10をダウンロード。
VMwareはブリッジ接続もさっくり動作しました。そこでWindows上からSony TV linkをダウンロードし、評価版として起動。はじめに接続する機器を選ぶなど何ステップかありますが、指示通りやっていけば大丈夫です。

と言う事で
Macしかないけど、ひかりTVの録画データを取っておきたいアナタへ。
OSX + SuperDrive + VMware + Windows 10の仮想イメージ + Sony TV linkでDVDへダビングするがよろしです。
仮想マシンへ割り当てるCPUは最低3つ、メモリは3Gくらいは割り当てましょう。でないと、1枚焼くのに24時間かかる羽目になります(体験談)