子どもの頃から憧れた外車。大人になってみると意外に安く感じるかも
BMW、メルセデスベンツ、ポルシェ、さらにはフェラーリーなど、子どもの頃に憧れた外車たち。
車体価格が高い、維持費が高い、燃費が悪い、壊れると修理費用も高いなど、散々な言われようです。そして所有できるのは一部のブルジョアジーだけだという印象があります。
しかし、実際はそんなこと無いんですよ。もちろん新車となるとそれなりの値段もしますが、10年・20年経っている車種なら、かなりお得に買うことも。もちろんそれなりに距離数も行ってますが。
でも、ですよ。10万キロで車がダメになるなんて考え方は日本だけ。きっと大手自動車メーカーや経団連の陰謀に違いありません。新しい車を買わせるための策略です。欧州やアメリカなどでは一つの車を何十万キロと、それこそ子どもを可愛がるように、何年も何年も手入れをして乗り続けるのが常識。
10万キロ走っているから価格が下がる、というなら、それを逆手にとって安く買ってしまいましょう。
現在カーセンサーに掲載されている車種を調査してみました。
各メーカーで一番安く売られているのは、どんな車でしょうか。
BMW
まずはみんな大好きBMW。
現在掲載されている9,298台のうち一番車両価格が安かったのは3シリーズツーリング325i Mスポーツ。車両価格5万9千円。
10万キロ近く走っているので、価格もだいぶ安いのだと思います。けど、ツーリングワゴンで6万円以下ってすごくないですか。
メルセデス・ベンツ
続いてメルセデス・ベンツ。9,950件掲載されている中で一番安かったのはAクラスA160。お値段5万円。
まぁ、この車種ならこの価格で適正かな、という気もします。走行距離は5万4000キロでした。
Aクラス以外で安いのを検索してみると、一番はじめにヒットしたのはCクラスワゴンC200。
これも結構悪くなさそう。車両価格12万9000円です。走行距離は17万キロですが、欧州基準で考えるとまだまだ走れる車です。
ポルシェ
お次はポルシェ。リセール価格がなかなか下がらないことで有名です。それなりに高いのでしょうか。
ということで掲載されている2,535件の中で一番安かったのは2000年式ボクスター。車両価格は34万9000円です。
走行距離はまさかの”不明”。ミステリアスではありますが、交換パーツはまだまだ供給されていると思われ、問題ないんじゃないでしょうか。
ちなみに昔「何とか王子」が欲しいと言っていたカイエン。
こちらの一番最安値は車両価格68万円。これならプロ野球選手にならなくても買える値段ですよね。走行距離は8.8万キロ。
ミニ
4,624件の中で一番安かったのは2001年式ミニクーパー5MT。お値段6.4万円。まだまだ綺麗そう。
20万以下のタマもごろごろありました。結構価格が下がっているみたいですね。
ちなみにオールドミニで一番安いのは42万円。プレミア価格でしょうか。
名前は「ミニ不明」。何が不明なのか分かりませんが、怪しい香りがします。走行距離が3.7万キロというのも怪しい。
綺麗なオールドミニは100万円以上するようです。絶滅危惧種で価値が上がっているみたいですね。
フォルクスワーゲン
ドイツの国民的大衆車「フォルクスワーゲン」。7,444件の中で一番安かったのはこの新型ビートル。
車両価格4.5万円です。走行距離は6.8万キロ。安いですねぇ。
ちなみにオールドビートルはどんな物でも100万円超えです。あちらの価値はだいぶ上がっているようです。
ジャガー
お次はイギリス車からジャガー。あの高級感溢れる感じ、さぞかし高い事でしょう。
という事で912件の中古車の中で一番安かったのはこれ。本体価格は11万8000円。安っ!8.5万キロしか走ってないし本革シートでこの価格ですか!!!アアァァァッーーーーー欲しい!!
ちなみに次に安かったXタイプエステート2.0 エクゼクティブ本革もなかなか。
アルファロメオ
最後はイタリア車。こちらはアルファロメオ。イタリア車特有のフォルムと高級感でありながら、他の車種よりは手の届きやすい車です。970件の中で一番安かったのはこちらのアルファ147リネアロッサ 2.0。車両価格9万円です。車内はもちろん本革仕様です。
フェラーリ
それでは最後にフェラーリと行きましょう。698件の中で一番安かったのはフェラーリモンディアル。価格は468万円。それなりの値段ではありますが、1億円するわけでもなし、頑張れば手が届くのでは。
ちなみに7万円足すと下記の348買えます。こちらもメチャクチャカッコいいです。475万円。
ということで
到底手に入らないと思っていたあの車もこの車も、頑張れば手に入れられそう。
以前は修理をする工場も限られ、壊れると莫大な費用がかかりました。しかし昨今は交換パーツもネットで比較的安価に手に入るようになり、対応してくれる工場も増え、維持という観点から見ても敷居はだいぶ下がったと思います。
子どもが独り立ちしたら。定年退職したら。最近何をやってもワクワクしなくなったら。
そんな人は、昔憧れていたあの車を手中に収めてみては。