ぱっと読むまとめ
初心者向けの本ながら、そこは秀和システム。
ちょっと一歩踏み込んで具体例をあげながら解説している箇所が面白いです。
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例えばビットコインの歴史を語るにサトシ・ナカモトの名前が出てくることはよくあるでしょう。しかしこの本では論文の「もくじ」を掲載しています。ほんの一歩ですが、踏み込んでいますよね。
また、状況に応じていかにウォレットを選択するかのフローチャートも面白いですね。これも他の本では見たことがありません。資金が莫大な場合に選択するウォレットは?多少失っても良いので手間がかからないウォレットは・・・?など7種類の選択肢が提示されています。
また、P2PKHの生成手順もランダムな数字を選ぶところからBase58でエンコードするところまで、実際の値を例にして解説しています。→Google Books
その他のブロックチェーンについては200ページ中、30ページくらいの紹介にとどまっており、ほとんどはBitCoinを中心としたブロックチェーンの解説となっています。
エンジニアが「何はともあれ基礎を押さえておきたいな」という時に、手に取ってみると良いのではないでしょうか?
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