ぱっと読むまとめ
gethコマンドで利用できる一覧は下記にあります。
https://github.com/ethereum/go-ethereum/wiki/Command-Line-Options
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今回はこのヘルプを翻訳してみました。普段あまり気にしないヘルプ(というか調べたいところしか見ない)をじっくり見てみると色々な発見がありました。
翻訳してみます。
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ethashの検証キャッシュを生成します(テストむけ) makedag ethashのマイニングDAGを生成します(テストむけ) monitor ノードのメトリクス(値)をモニターしビジュアライズします removedb ブロックチェーンとステートのデータベースを削除 version バージョンを表示 wallet イーサリアム プレセール ウォレットを管理 help, h コマンドのリストやヘルプを表示 イーサリアム オプション: --config value TOML設定ファイル --datadir "/home/karalabe/.ethereum" データベースとキーストアのディレクトリ --keystore キーストアのディレクトリ(デフォルトはデータディレクトリ内) --nousb USBハードウェアウォレットのモニタリングと管理機能をオフにする --networkid value ネットワーク識別番号(整数, 1=本番, 2=Morden (使われていない), 3=Ropstenテストネットワーク, 4=Rinkebyテストネットワーク) (デフォルトは 1) --testnet Ropstenテストネットワーク: 事前設定されたproof-of-workテストネットワークを使用する --rinkeby Rinkebyテストネットワーク:事前設定されたproof-of-authorityテストネットワークを使用する --syncmode "fast" ブロックチェーン同期モードの選択 ("fast", "full", or "light") --ethstats value ethstats serviceのURL (nodename:secret@host:port) --identity value カスタムノード名 --lightserv value LES要求の配信に許可される最大時間(0〜90)(デフォルト:0) --lightpeers value LESクライアントピアの最大数(デフォルト:20) --lightkdf キー導出RAMおよびCPU使用量をKDF強度を多少犠牲にして削減するモード 開発チェーンオプション: --dev 事前に資金提供された開発者アカウントを使用して、マイニングを有効にした権限のある証明可能なネットワーク --dev.period value 開発者モードで使用するブロック期間(0 =トランザクションが保留中の場合のみマイニング)(デフォルト:0) ETHASH オプション: --ethash.cachedir ethash検証キャッシュを保存するディレクトリ (規定値はデータディレクトリ内) --ethash.cachesinmem value メモリ内に最新のethash cachesを保存する数 (それぞれ16MB) (デフォルトは2) --ethash.cachesondisk value ディスク内に最新のethash cachesを保存する数 (それぞれ16MB) (デフォルトは3) --ethash.dagdir "/home/karalabe/.ethash" thash mining DAGsを保存するディレクトリ (デフォルトはhomeフォルダ内) --ethash.dagsinmem value メモリ内に最新のethash mining DAGsを保存する数 (それぞれ1+GB) (デフォルトは1) --ethash.dagsondisk value ディスク内に最新のethash mining DAGsを保存する数(それぞれ1+GB) (デフォルトは2) トランザクションプール オプション: --txpool.nolocals ローカルで登録されたトランザクションの価格免除をオフにする --txpool.journal value ノードがリスタートしてもローカルのトランザクションが消えないようにするディスクジャーナルの名前 (デフォルトは"transactions.rlp") --txpool.rejournal value ローカルトランザクションジャーナルが再生されるタイムインターバル(デフォルトは1時間) --txpool.pricelimit value プールに受け入れさせるために必要な最低ガスプライス(デフォルトは1) --txpool.pricebump value すでに存在するトランザクションを置き換えるための値上げのパーセンテージ(デフォルトは10) --txpool.accountslots value アカウントごとに保証される実行可能トランザクションスロットの最小数(デフォルトは16) --txpool.globalslots value すべてのアカウントの実行可能なトランザクションスロットの最大数(デフォルトは4096) --txpool.accountqueue value アカウントごとに許可される実行不可トランザクションスロットの最大数(デフォルトは64) --txpool.globalqueue value すべてのアカウントの実行不能トランザクションスロットの最大数 (デフォルトは1024) --txpool.lifetime value 実行不可能なトランザクションがキューに入れられる最大時間 (デフォルトは3時間) パフォーマンス チューニング オプション: --cache value 内部キャッシュに利用されるメモリ容量(最低16MB/1データベース) (デフォルトは128) --trie-cache-gens value メモリに保持するトライノード世代数(デフォルトは120) アカウントオプション --unlock value アンロックしておくアカウントのカンマ区切りのリスト --password value 非インタラクティブなパスワード入力のために利用するパスワードファイル APIとCONSOLEのオプション: --rpc HTTP-RPCサーバを有効にする --rpcaddr value HTTP-RPCサーバがリッスンするインターフェイス(デフォルトは"localhost") --rpcport value HTTP-RPCサーバがリッスンするポート(デフォルトは8545) --rpcapi value HTTP-RPCインタフェースを介して提供されるAPI --ws WS-RPCサーバを有効にする --wsaddr value WS-RPCサーバがリッスンするインターフェイス (デフォルトは"localhost") --wsport value WS-RPCサーバがリッスンするポート(デフォルトは8546) --wsapi value WS-RPCインタフェースを介して提供されるAPI --wsorigins value ウェブソケット要求を受け入れるオリジン --ipcdisable IPC-RPCサーバーを無効にする --ipcpath データディレクトリ内の IPC socket/pipeのファイル名 --rpccorsdomain value クロスオリジン要求を受け入れるドメインのコンマ区切りリスト --jspath loadScript loadScriptのJavaScriptルート (デフォルトは ".") --exec value JavaScriptを実行 --preload value コンソールに入る前にプリロードするJavaScriptファイルのカンマ区切りリスト ネットワーク オプション: --bootnodes value P2P検出ブートストラップ用のカンマで区切られたenode URL (light serverではなくv4+v5を使用します) --bootnodesv4 value v4発見のためのカンマ区切りで区切られたenodes URLのリスト (light server, full nodes) --bootnodesv5 value v5 発見のためのカンマ区切りで区切られたenodes URLのリスト (light server, light nodes) --port value Networkリッスンポート(デフォルトは30303) --maxpeers value networkピアの最大数 (0だと機能オフ) (デフォルトは25) --maxpendpeers value 保留の接続を試行する最大数(0だとデフォルト値が使われます) (デフォルトは0) --nat value NATポートのマッピングメカニズム(any|none|upnp|pmp|extip:) (デフォルトは"any") --nodiscover ピア発見メカニズムをオフにする(手動でピアを追加する) --v5disc 実験的なRLPx V5を有効にする --netrestrict value 特定のIPネットワーク(CIDRマスク)へのネットワーク通信を制限 --nodekey value P2P ノード キー ファイル --nodekeyhex value 16進数のP2P ノード キー ファイル (テストよう) マイナー オプション: --mine マイニングを有効にする --minerthreads value マイニングに利用するCPUスレッドの数(デフォルトは8) --etherbase value ブロックをマイニングした際に報酬を受け取るパブリックアドレス(デフォルトは最初に作成されたアカウント) (デフォルトは"0") --targetgaslimit value マイニング成功した際のGAS価格の制限値 (デフォルトは4712388) --gasprice "18000000000" トランザクションを受け入れる最低のGAS価格 --extradata value マイナーによってセットされるブロックの拡張データ (デフォルトはclient version) GAS価格の オラクル オプション: --gpoblocks value GASプライスをチェックするために最新のいくつのブロックをみるか(デフォルトは10) --gpopercentile value 最新のGASプライスから最適なGASプライスを算出する際に用いるパーセンタイル (デフォルトは50) 仮装マシン オプション: --vmdebug VMと契約のデバッグに約立つ情報を記録する ログとデバッグのオプション: --metrics コレクションとリポーティングのメトリクスを有効にする --fakepow proof-of-work の検証機能をオフにする --nocompaction インポート後のDB圧縮を無効にする --verbosity value ログ出力のレベル: 0=silent, 1=error, 2=warn, 3=info, 4=debug, 5=detail (デフォルトは3) --vmodule value モジュール単位の出力レベル: 右記のような形でカンマ区切りで = (e.g. eth/*=5,p2p=4) --backtrace value 特定のロギングステートメントでスタックトレースを要求する (e.g. "block.go:271") --debug call-site locationと共にログメッセージの頭に付け加える (ファイルと行番号) --pprof pprof HTTP サーバを有効にする --pprofaddr value pprof HTTP サーバのリッスンインターフェイス (デフォルトは"127.0.0.1") --pprofport value pprof HTTPサーバのリッスンポート (デフォルトは6060) --memprofilerate value 指定された割合でのメモリプロファイリングをオンにする (デフォルトは524288) --blockprofilerate value 指定された割合でのブロックプロファイリングをオンにする (デフォルトは0) --cpuprofile value 指定されたフィルにCPUプロファイルを書き込む --trace value 指定されたフィルに実行トレースを書き込む WHISPER (実験的) オプション: --shh Whisperを有効にする --shh.maxmessagesize value メッセージを受け付ける最大値 (デフォルトは1048576) --shh.pow value POWを受け入れる最低値 (デフォルトは0.2) 廃止予定のオプション: --fast ステートのダウンロードを利用した速い同期を有効にする --light lightクライアントモードを有効にする MISC オプション: --help, -h ヘルプを表示する COPYRIGHT: Copyright 2013-2017 The go-ethereum Authors |
こうやってゆっくりヘルプを見てみるだけでも色々な気づきがありました。–fastや–lightオプションを利用して同期の時間を短くしましょうね、という技術ブログをよく見ますがそのオプションは廃止予定だっんだとか。あとdevモード使うと内部で保留中のトランザクションがないとマイングしないんだ、とか。他にも「これなんだ?」的なオプションもたくさんあるので、ゆっくり調べていきたいと思います。
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