みんなはどうなの?貯金・貯蓄のはなし

投稿者: | 2018年4月17日
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おかねQuestion!

誰もが気になるお金の話題。今回は貯金・貯蓄について取り上げます。みんなの貯蓄はいくらくらい?どうやってお金を貯めれば良いのでしょう?

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年代別貯金額を見てみます

金融広報中央委員会が発表した平成28年の調査結果によると

単身世帯

  • 20歳代 中央値158万円
  • 30歳代 中央値500万円
  • 40歳代 中央値789万円
  • 50歳代 中央値1,064万円
  • 60歳代 中央値1,323万円

平均値は一部の大金持ちによってかさ上げされている可能性が高いので、自分と比較する際は中央値を見るとよいでしょう。

意外とみなさん貯金されていることに、びっくりです。ちょっと焦りますね。

貯金のしかた

ここからは実践的な貯金の方法について考えてみます。

第1段階  – 自分の収入・支出をすべて把握する

貯金ができない人は、必ずと言って良いほどこの基礎ができていません。ウルトラCのような技で一気に増やしたいところですが、そんな裏技はありません。地道に一歩ずつ進んで行くしか無いのです。その第一歩目がこれ。

まず収入。給与所得の方は1箇所からの収入となるので把握しやすいでしょう。

難しいのは支出。家賃、光熱費、通信費、食費、雑費など毎月変動する支出が、それぞれ幾らなのか算出しましょう。

漏れなく全てです。

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第2段階  – 支出で抑えられるところを見つけ、実行する

支出で抑えられるところを見つけ出します。その場合費用対効果が高いところから実行していくのがコツ。年間金額に換算して考えると程よく?実感できると思います。

・例えば毎日朝と昼に缶コーヒーを買ったりしていませんか?
1本130円だとして毎日260円。それを20日間続けると5,200円。年間で62,400円の節約になります。

・ドコモやAUなどスマホ料金が高い会社のキャリアを使っていませんか?
MVNOであれば月1,300円ほどで音声通話とデータ通信が利用できます。ドコモなどが9,000円/月だとすれば、月額7,700円の節約。年間で92,400円の節約です。※MVNOについては色々と注意点があるので、別途まとめます。

・外食ばかりしていませんか?
牛丼は400円ほどで食べられますが、400円は本当に安いと思いますか?400円あれば2食分のパスタソースと1kgのパスタを買うことができます。1kgのパスタがあれば成人男子でも6食分にはなります。例えば月に10,000円分外食していたものを5,000円に減らすだけでも年間60,000円の節約となります。

・毎日ビールや缶チューハイなどを買っていませんか?
4リットルサイズの焼酎や、ウイスキーなどが売られています。ワインであれば3リットルサイズのカリフォルニアワインなどもあります。大きめのものを購入して自分で割って飲むのが経済的です。ただし炭酸水は割高なのでお湯割か水割りが○です。

・車を所有しない
もしあなたが都内に住んでおり土日しか車を使わない生活であれば、車を手放すことにより大きく節約できます。
駐車場代・保険代・ガソリン代・税金などがカットされることを考えると、それだけでも年間30万円以上の節約になるのではないでしょうか?
その代わりオリックスやタイムスのカーシェアに乗り換えるのがオススメです。今時のカーシェアは「ガソリン代無料」「外車も特別料金なしで乗れる」「新車にも乗れる」「乗り捨てできる車がある」など使い方によって最強ですよ。

・保険を解約する
入院保険・がん保険・生命保険など余計な保険に入っていませんか?
自宅でローンを組んでいる人は団体信用生命保険に加入させられると思いますが、それ以外に生命保険も必要ですか?
入院した際に、本当に差額ベット代が必要となるような部屋は必要ですか?(差額ベット代が不要であれば通常の保険適用です)高額療養費の払い戻しを考えても、それでも入院保険は必要ですか?

がんになった場合に幾らくらいの治療費が必要だと思いますか?それに対していくらほど掛けていますか?

保険は人によって状況が違いますが「なんとなく心配だから」という理由で継続するのは絶対にやめましょう。

まちの保険屋さんなどに相談してみるのも◎。(その代わり確実に乗り換えを勧められるのでご注意)

 

その他、節約・貯金できる方法はたくさんあるでしょう。人によって状況も違うので、ベストな方法を見つてください。
自分が苦にならない方法を見つけることが大事です。

貯金が無い人はまずは10万円。それ以上貯金がある人も100万円、1,000万円と目標を決めて貯めましょう。ただし、貯めてばかりでもいけません。そこで次のステップを考えていきます。

第3段階  – 運用する

現金を貯めたところで、そのお金が眠っているだけでは死に金となります。
どうやったらお金が生きるのでしょうか?

それは余剰資金を投資に回す、です。お金がお金を産むスキームを作りましょう。ある程度溜まったから、と言ってキャッシュをお金を産まない商品に回してはいけません。真っ先に自宅を買ったり、必要のない車を買うなどは論外です。それらはお金を産まないどころか、消費する一方です!

では、投資先は一体何があるでしょう?

  • 国債、社債
  • 投資信託、JREIT
  • 不動産
  • 株式投資(国内・国外)
  • FX
  • 仮想通貨

さまざまな投資先がありますね。それぞれについて

  • 投資先についてのリスクとリターンを把握しておくこと
  • および自分の元手と期待するリターンを明確にしておく

この2つが非常に大事になってきます。

下記は水戸証券さんに掲載されています。各商品のポジショニングマップ。

 

では例をあげて考えてみましょう。

貯金が100万円たまりました。この100万円を投資にまわし、1年後に150万円にしたいと考えました。

いったい何に投資すればいいでしょうか・・・?

その場合期待利回りは50%です。(しかも100万円を全て投資に回した上での利回り50%です)

そんな商品はあるかというと・・・一般的にはありません。

今から仮想通貨を買えばチャンスがあるかもしれませんが、それは運です。しかもリスクが高いので「1年後に150万円になっているかもしれないが、一方、0円になっている可能性もある」ということになります。これでは投資とは言えません。投機であり、ギャンブルと一緒です。

つまり100万円あっても150万円に増やすのは困難ということです。

株式やFXも一般的にはリスクが高い商品と言われています。資金の10%で株式を購入し、ほっといて1年後にはいくらになっていると想定されますか?利回りは5%で考えますと、100万円の10%は10万円。その5%だと5,000円・・・です。売却時に買値よりも高く売れればキャピタルゲイン(売却益)を得られますが、もちろんマイナスになる場合もあるということです。これもリスキーですね。(FXでちゃりんちゃりん稼ぐ方法をこちらで紹介しています)

その点J-REITはまだいい方でしょうか?年間利回りは3〜5%ほどを期待できます。対象J-REITが扱っている不動産が一度にダメになることは考えにくいので0円になるリスクも低いでしょうか。ということは自己資金の30%くらいは投資に回しても安全だと考えられますか?100万円の30%、すなわち30万円をJ-REATに投資した場合、年間で9,000円〜15,000円のリターンと計算できます。これなら悪くないですね。しかしJ-REITについても売却時に購入額を下回る場合もあり、元金割れすることもあるので注意です。

個人向け国債だとどうでしょうか?いきなり日本が無くなる事も考えにくいので、ローリスクではあります。その代わり利回り悪いです。個人向け国債だと0.05%です。100万円全てを投資に回してもいいでしょうか。その場合の1年後のリターンは5,000円です。絶対に元本割れしたくない人には良いでしょうね。(実際は3年・5年・10年)

不動産投資はどうですか?100万円で買える物件は、あるにはあります。

しかも利回りも30%や40%ですって!これなら1年後に30万〜40万のリターンになる!?

残念ながらそう簡単にもいきません。まず利回りが高いという事は何らかのリスクも高いということ。立地が悪い、建物の状況が悪い、それ故に入居率が悪い(不動産投資は入居しないとリターン0円です!)などです。その他、区分マンションなら毎月修繕積立と管理費が毎月かかってきます。上記左上の50万円の物件は毎月14,000ほどがそれらで飛びます。家賃収入がなくても毎月14,000円かかるのです。さらにさらに、固定資産税や購入時には登記費用や仲介手数料なども必要となるでしょう。さらには契約のために遠方に行かなければいけないかもしれませんね。

一見効率よく見える不動産投資ですが、これまた出入りのお金がたくさんあり、何も勉強しないで購入するにはリスクの高い商品となります。取り組むなら勉強が必要です。(不動産投資の相談を無料でできるサービスをこちらで紹介しています)

 

いろいろな投資商品をみてみました。人・状況によってリスク・リターンの考え方は違います。元本が100万円なのか1億円なのかによっても状況が変わってきます。各商品のリスク・リターンを把握し、それぞれの状況にあった商品に投資してください。

それではお金に縛られないハッピーライフを!

 

 

 

 

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